シュート気味のボールに詰まらされたけど

パ・リーグ日本ハム4x-3楽天=延長十一回、13回戦、楽天10勝3敗、20日、札幌D)日本ハムは20日、楽天13回戦(札幌ドーム)の延長十一回に松本剛内野手(23)が二塁適時内野安打を放ち、4-3で今季3度目のサヨナラ勝利。4時間19分の総力戦を制し、チームの連敗は5で止まった。2004年の北海道移転後の勝利数も999勝(884敗45分け)となり、節目まで、あと1勝に迫った。

 渋く、しぶとく、試合を決めた。延長十一回、一死一、三塁。松本が放った打球は投手の頭を越えて、前進守備の二遊間へ。二塁内野安打となり、今季3度目のサヨナラ勝利を飾った。

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 「シュート気味のボールに詰まらされたけど、何とか、いいところに飛んでくれた。ちょっと、しようもない終わり方だったんですけど、勝ててよかったです」

 チームの連敗が5でストップ。松本にとっては、これがプロ初のサヨナラ打だ。初めてのウオーターシャワーを全身に浴び、笑みが弾けた。

 プロ6年目。お立ち台は昨年5月以来。1年前は帝京高の恩師、前田三夫監督(68)から「ちょっと硬かったな」と連絡が入ったというが、この日は「大丈夫だったと思います」。埼玉・川口シニア時代から「スーパー中学生」と呼ばれ、帝京高では1年夏にレギュラーの座をつかんだ男の才能が、プロの舞台で開花しつつある。

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 4月23日に出場選手登録されると、交流戦では12球団2位の打率・396のハイアベレージ。日本生命賞に輝くなど手応えを得て、この日は今季4度目の3安打猛打賞で、打率も・294と3割も目前となった。高校時代をテレビ朝日系「熱闘甲子園」のキャスターとして取材していた栗山監督も「自分の形を1軍で出せるようになってきた」と目を細めた。

 これでチームは2004年の北海道移転後、通算999勝。節目まであと1勝だ。日本ハムの“希望の星”が、苦しむチームを救った。